外国人クラブのお姉様は何者か?

繁華街には、たいてい外国人パブとかクラブなどがあるのは多分ご存じだと思います。

こうしたお店はいわゆる風俗関連のお仕事ですので、技術、人文国際、技能といった一般的な就労資格では働くことができませんし、留学生などに付与される資格外活動でも当然に許可されない業務です。

 

では、そうしたお店で働くお姉様方は、いったいどんな資格で働いているのでしょうか。

それとも巷で噂されるように、実は不法滞在者なのでしょうか。

 

そういう方もいないとは言いませんが、通常はちゃんとした在留資格を持っています。

実は、在留資格のなかには、外国人に対する制限のある職を除き、原則として就労に制限のないものも存在しています。

具体的には「永住者」「日本人の配偶者等」「永住者の配偶者等」「定住者」の4つです。

 

「永住者」は永住資格を与えられた人に与えられる在留資格ですが、10年以上連続して在留、独立した生計を維持できること、最長の在留期間を認められていることなど、なかなかに要件が厳しく簡単に取得できるものではありません。

通常は、最低でも10年は日本に滞在していないといけないことになるので、外国人パブで働くお姉様方が「永住者」の資格を持っているとは年齢的に考えにくいです。

 

「定住者」はいわゆる「日系人」に与えられる在留資格ですが、「定住者」の資格を与えられるのは年齢、婚姻関係を問わず3世まで、もしくは未成年かつ未婚の4世までと制限されています。

ちなみに、日系人として多いのはブラジル、フィリピンです。

フィリピン系のクラブであれば、この資格に該当する方もそれなりにいるかと思います。

ですが、中国系の方々は該当しなそうです。

 

となると、残りは「日本人の配偶者等」「永住者の配偶者等」ということになります。

つまり日本人もしくは永住者と婚姻関係を結んで来日された方々ということで、既婚者ということになります。

たぶん、この資格で働いているお姉様方が一番多いのではないかと思います。

 

「日系人」ではなさそうだが独身らしい、どうみても20代というお姉様にはくれぐれもご注意を。